初めて猫を飼う事になったら 用意しておきたいもの 失敗から学んだ経験談

保護猫 黒猫 猫を保護したら 必要なもの 猫を飼う準備 ねこつき一戸建て 築40年の戸建てDIYリノベーションと 猫との暮らし

築40年の一戸建てでにゃんこ3匹と暮らすアコです。

2016年12月
ひょんなことから猫を飼う事になりました。
今まで私たち夫婦は猫を始め、生き物と暮らした経験が無かったもので
失敗ばかりの始まりでした。

そんな経験談を交えながら、必要だったと感じたもの
初めて猫を保護するにあたって大事だと思ったことを書いていきたいと思います。

トップの画像は初めて保護したクロちゃん
保護してから1年半が経過したあたりの画像です。

初めて猫を飼う事になったきっかけ

猫や犬の事は好きだったものの
縁が無かったことや、実際に責任を持って育てられるのか、共働きでお世話をちゃんと出来るのか、など不安に思い踏み切れずにいました。
というよりも、「飼う」ということをほとんど考えていなかったと思います。

とある時

  • 広尾のビルが取り壊しになる
  • そこに沢山の野良猫がいて、ビルの方がお世話をしている現状だけれども、もうどうする事も出来ない。
  • 子猫がいるのだけれど、どなたかお世話をしてくれる人はいませんか?

お声かけを頂きました。

どうしようかと悩みまして。
そこから猫を飼う事について、必要なものや心構えなど、WEBをみたりしながら学んでいたつもりでした。

そうこうしているうちに実際に引き取りに行くまで時間がかかってしまいました。
その間1ヶ月半ほどあったと思います。

その時、クロちゃんは推定2ヶ月半程度になっていました。

クロちゃんが生活していた場所

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ビルには中庭があり
20匹くらい?沢山のにゃんずが生活していました。

人に懐いている感じはほとんどなくて
私たちが行くと遠巻きに様子を伺う感じです。

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「クロちゃんの親猫はこの子たちなんですよ〜」
と教えてもらいました。

保護する時に用意したもの

キャリーバッグ リッチェル 猫を保護したら 必要なもの 猫を飼う準備

リッチェル キャンピングキャリー ダブルドア

当時の色はもうないみたいです

車で行って
こちらに入れてお家に迎えました。

後は、キャットフード
猫砂
お手洗い

これくらい。

お皿などは、自宅にある適当なサイズ感の良さそうなものを使うつもりで、あえて用意はしませんでした。

ケージを用意するかを悩んで、いろいろな人に聞いたり、WEBを調べたりしたのですが、「特に必要ない」という結論で、用意はせずでした。

これが後々の悲劇となるとは、この時は思いもしませんでした。

保護時の様子

あっさり持ち込んだキャリーに入れて帰れると呑気に構えていましたが、実際はそうではありませんでした。

  • 先方で入れてくれていたキャリーから脱走
  • オフィス内をかくれんぼ
  • 逃げ回る

そんな脱走劇を繰り広げてなんとか捕獲。

「捕獲」

という言葉が相応しい感じでした。
実際捕まえたのは旦那さん。
保護時は興奮しっぱなしでビクビクしていました。

今考えると当たり前の事です。
もちろん、猫を上手く保護できるかどうかは、当日になってみないとわかりませんし、餌などで慣れていたとしても、触れるかどうかは猫の性格にもよると思います。

帰宅中もキャリーの中で怯え切っていました。

帰宅前に動物病院に立ち寄ったのですが、先生から、
「怯えすぎているので、少し落ち着いてからまた来てくださいね」
と言われてそそくさと退散しました。

帰宅後の様子

我が家は1階にはリビングダイニングと和室があります。

キャリーから開けた途端に和室に逃げ込む
そして端っこから出てこない

保護猫記録 猫を保護したら 必要なもの 猫を飼う準備

こんな感じです。
もっと怯えた写真もありますが、切なすぎる思い出なので省略です。

ご飯も食べる様子も全くなく、お手洗いもせず。。。

「とりあえず今日のところはこのままで、和室を閉めてひとりにしてあげよう。」

そうして一夜明けて

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和室の障子紙はビリビリに。

そして居なくなった

数日後、ほとんど私たちの目に止まらないところで生活をするクロちゃん。
ですが、居なくなりました。

扉を開け放した記憶もなく
私たちは途方に暮れました。

何もしてあげられないまま、、、、、、

近所を探し回ったりしたのですが、気配すら感じられず。。

そこから1.5日後

何かカサコソカサコソ聞いた事のない音が聞こえるのです。
おかしくないかと。

今時幽霊なんて考えられない。
でもそう感じるくらい。

そうこうしている時に、何か階段で黒い影が。。。

何事?

2階に上がっても何も居ない。。。

もしかして、、クロちゃん家に居る???

半ば諦めていたのもあり希望の光が見えました。

ですが、問題があります。
全く懐いていないどころか触った事もない。

どうしたら隠れないで出てきてくれるのか。

音が聞こえた方向から察するに
2階の部屋の天袋の扉が開いており、そこから屋根裏に登れるのです。
そこから何も分からないのに逃げ回っていた。
と思われます。

クローゼットなどをしっかりと確認して扉を閉めて
お腹が空いているだろうと、ご飯とお水を用意。

翌朝ご飯がなくなっていました。

やはりお家にいる!

すったもんだがあり、やっと顔を見せてくれました。
この時も大変でした。。。

その後の変化

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数日もしたら、だいぶ落ち着いてくれました。
ご飯も食べて、お手洗いも自分でしっかり出来ます。

とても手のかからない可愛い子です。

しかしながら、抱っこはもちろん、撫でるなんてもってのほか。
それでもじゃらしで遊んでくれたり、徐々にではありますが、私たちがいる時にもご飯を食べるように。

とはいえ、少し手を伸ばしてみようとすると、怖いので攻撃されてしまいます。手や腕は傷だらけ、と言ったら大袈裟ですが、結構引っかかれました。

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そこから3年と少し。
クロちゃんも3歳半くらいになります。

やっとこの冬一緒のベッドで寝てくれるようになりました。
でも触らせてはくれません。
この前初めて耳と耳の間を手の甲でなでなで出来たのが感激でした。
本人、何事?とよく分からなかったようで、満更でもないかな。
勝手に思ってます。

気ままにお家で自由気ままに暮らしてくれています。

そして、その後2匹の猫を迎えた事もあって、徐々に変化も出てきているのでしょう。

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経験から学んだ、ケージの必要性

猫 ケージ 3段 ウッディキャットケージ3段 PWCR-963 保護猫記録 猫を保護したら 必要なもの 猫を飼う準備
全2色 アイリスオーヤマ ペットケージ

2018年3月
クロちゃんが来てから1年と3ヶ月経ってからとなりますが、やっとケージを購入。

ウッディキャットケージ3段です。

登り下りの事を考えて3段のものにしました。
2段にして後悔するなら、買い替えを頻繁にするものではないので。というのが理由です。

最初はリビングに設置しており、後々和室に移動させてます。

クロちゃんは最初はびっくりしてましたが、すぐに慣れました。

後々我が家にきた2ニャンズたちは、元々このケージがあるところからのスタート。
性格なのか、ケージのおかげなのか。
最初から全く問題なく触る、撫でる、遊ぶ、一緒に寝る。など
猫らしい??生活を送っています。

今でも最初っからケージがあれば、こうはならなかったのかな。と後悔しても始まりませんがそう思います。

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まずは自分の場所の確保。
安心できる狭い場所を作ってあげる事。

それが出来るのが、ケージの役割だと思います。

ペットショップで買って来た猫や、1ヶ月程度のよちよちニャンコの場合には、もしかしたら不要かもしれません。

2ヶ月を超えたニャンコは、自我もあり、お外での生活にも慣れてきて
という状態だと思うのです。
そんな中、お家へはいどうぞ、と迎えても、それはそればびっくりしてしまうのも想像に難くありません。

それを察することが出来なかった結果、人馴れしないニャンコに成長してしまう。

それを回避できるのがケージの力なのだと思います。

もし戻れるならば、最初から用意した状態で迎えたかった。
今でもそう思えてなりません。

これから、クロちゃんが変化して、いつか膝の上で寝てくれる事を夢見て。

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まとめ

どうしようもない感じで始まった猫との暮らし。
すったもんだはクロちゃんだけで、他の子たちは至って平穏です。
最初だったからこそ、クロちゃんに迷惑をかけてごめんね。という感じですが、今後、迎え入れようと思っていらっしゃる方の参考になると幸いです。

2ヶ月を超えるくらいのニャンコを迎え入れる場合には、2段でも良いですから、是非ともケージを用意してあげると良いと思います。