その4 多発性子宮筋腫を子宮全摘手術で切除した話

多発性子宮筋腫を子宮全摘手術で切除した話

検査結果

12月1日MRIの検査結果を聞きに行きました。
子宮がん問題なし
卵巣の腫れも問題なし
子宮筋腫が大きい2つ

卵巣に関しては、MRIでは腫れの兆候は認められなかったようです。
理由はよくわかりませんが、卵巣嚢腫などの類ではないようなので安心しました。

CTなどの検査でも子宮筋腫は2つあると聞いていたので
特に代り映えのしない検査結果です。

それでは今後どうするのが良いのか。
それが問題です。

治療方法

  • 1,薬で小さくする
  • 2,様子をみる
  • 3,手術して取る

1の場合、薬の期間は半年だけ。薬止めるとまた大きくなるそうです。
一時的に更年期を作り出すようなイメージだそうです。
子宮筋腫とは、生理ごとに大きくなることもあるので、
生理がなくなれば(閉経すれば)、小さくなるという原理を作り出す、という訳です。

その小さくなった隙に手術をして
子宮筋腫のみを取り出す、という手術方法です。

こちらは子宮筋腫自体がある程度小さくなるので、
開腹手術の場合小さな傷で済む
腹腔鏡手術の場合、手術自体の難易度が軽くなる
と言われているようです。

デメリットとしては
私の場合。
実際大きくなっているのは2つですが、他にも小さいのがあるかもしれない。
薬を使って小さくした際に、まだ小さい子宮筋腫もより小さくしてしまい
手術で取り除けない可能性もある。
そのことによって、数年後に取り切れなかった子宮筋腫がまた大きくなる可能性も否定できない。

2の場合、様子を見るだけなので特に何もせずに過ごすという事。
お腹の出っ張りも生理の量も、頻尿も我慢して子宮筋腫とお付き合いをしていくという事です。
閉経後には子宮筋腫は小さくなっていくので、50歳前後に閉経期を迎えるとしたら
あと7年程度の我慢、という訳です。

こちらの場合、現状よりもさらに子宮筋腫が大きくなることは否定できず
より生活に支障が出てきてしまう可能性もあります。
あと7年も我慢できるのか、と言ったら私の場合はNOでした。

3の場合、子宮筋腫のみを取る場合と、子宮丸ごと取る場合の2ケース考えられます。
子宮筋腫のみを取る場合、1のケースのように進められます。
子宮全摘手術の場合、薬を使って小さくすることをせずに、手術に挑めます。

デメリットとしては
子宮がなくなる
子供が産めなくなる
開腹手術になる(私の行った病院は子宮全摘手術の場合は開腹手術のみ)

子宮がなくなる事で女性特有の臓器がない寂しさを感じる、かもしれません。
子宮が無いので、子供を産むことが出来なくなります。
開腹手術なので、切らない前のお腹には完全に戻らないかもしれません。(皮膚の傷跡)

メリットとしては
生理が来なくなる

今まで1ヶ月の間に2週間、半月を生理とともに過ごす生活でした。
子宮筋腫だけ取り除いた場合でも、通常サイクルに戻る可能性は比較的高いと思います。
量に関してもおそらく正常値に戻っていくのでしょう。

頻尿に関しても、子宮筋腫で圧迫されているものを取り除ければ
もちろん解消されるでしょう。

私の選んだ選択

子宮全摘手術です。

私は43歳
旦那さんと2人暮らし。
猫が3匹。

結婚して13年。
とても幸せです。

2人とも、自分たちの子供を積極的に、
という事は特に強く考えてこずにここまで過ごしてきました。

例えばこれから、という場合、
子宮筋腫を取って、自然妊娠、又は不妊治療を行う。
早くても45歳頃に出産なのでしょうか。
私達にはそれは現実的ではないと話し合いました。

というよりも、2人の暮らしがとても気に入っているのです。
もっと早くに出産をしていれば気持ちは全く違ったのかもしれませんが
今が現実なのです。時間は巻き戻せません。

そういう事で、子宮に対して、取っておかなくてはならない、
という選択肢はなくなりました。

子宮全摘手術をする事によって
子宮筋腫の再発や子宮がんなどの可能性及び再手術など
を考えなくてよくなります。

さらには生理がなくなる事で、お出かけや旅行の計画も立てやすくなりますし。

私にとっては、手術の傷跡が残るなどのデメリットよりも、メリットの方が大きいと感じました。

女性ホルモンに関して


女性ホルモンは卵巣から出てくるものです。
卵巣は2つあり、1つあれば女性ホルモン自体が失われるわけではありません。

今回のように子宮全摘手術の場合、子宮筋腫と共に、子宮を切除します。
ですが、卵巣は残るのです。
万が一手術中に卵巣も取らなくてはならない事態が発生した場合
1つのみを切除、1つは残す。
という事になれば全く問題がありません。

その為、私の場合には恐らくホルモンに関しては問題なさそう、という事のようです。