その6 多発性子宮筋腫を子宮全摘手術で切除した話

多発性子宮筋腫を子宮全摘手術で切除した話

手術前、術前検査

2月8日
当日提出するもの、及び注意点

  • 当日朝の尿検査
  • 検便は3日以内のものを提出
  • 前日21時に事前に渡された薬を飲む(下剤など)
  • 食事は21時までに済ませておく
  • 朝食不可(少量の水は可能)

検便、検尿を提出後に採血
9時から腎盂尿管造営検査、胸腹部レントゲン、骨密度測定
11時から腹部エコー、心電図、出血時間検査
13時30分から下肢静脈エコー(血栓がないかを調べる)
14時30分から心臓エコー

先生に、この日はどういう検査なのですか?と尋ねたところ
健康診断みたいなものとおっしゃっていました。
実際そんな感じです。
バリウムを飲む、という事はありませんが、
身体のあちこちを調べられて、悪いところが無いかをチェックします。
基本的にこの日の検査は、
手術をする上で問題になること、ところはないかのチェック、といった感じです。

午前中は結構待たされることもありましたが、午後はあっさり終了。
エコー関係はいつも混んでいるようです。

腎盂尿管造営は、10~15分おきに1回写真を撮る。
何回か行い、それ以外は放置。
最後、トイレに行き、再度撮影。
こういう流れでした。
とても暇で眠くなります。
放置されて眠りかけたところで話しかけられて。。。という検査でした。

朝食無しで検査をしていたのでさすがにお昼頃にはお腹がすきました。
ランチは旦那さんと待ち合わせをして
大好きなインドカレーを食べに行きました。

術前説明(家族同伴)

2月26日
家族同伴の術前説明です。
麻酔科での術前説明
PCR検査

旦那さんが先生に会うのは初めてです。

何故本人以外の人にも説明必要なのか。

手術中に何かあった場合に、本人以外の人間に確認する事が必要になる為。
手術内容を理解している人間が必要なのです。
リスク回避という訳です。

病院側の事情ももちろん理解できます。
むしろ、私の説明だけでは不十分なことを、先生の口から直接旦那さんに聞いてもらえるので
より一層の安心感も得られます。

さて内容です。

まずは先日の術前検査の結果を聞きました。
筋腫以外は至って健康体です。
筋腫は大きいもので10センチ弱が真ん中に陣取っている感じ。
それが筋層内筋腫。
お腹を触ると確認できて、時計回りに移動するものは8センチくらい。
それが有茎性漿膜化筋腫。
陣取っている大きいものが、卵管や尿管、腸にどれくらい癒着しているかによって
手術の時間と難易度が決まる、と言っていました。
結構大きいので、どうかな~怪しいな~と言っていました。
ですが、なんだかとても安心できる先生なので、不安は全くありません。

予想手術時間は3時間
麻酔諸々で4時間程度かかるのではないか、とのお話でした。

手術時のリスクについてのお話もありました。
血栓ができないようにするために、術後は足に着圧ポンプを取り付けられるそうです。
1リットルを超える出血があった場合、輸血を行うそうです。
その他、問題が発生した場合の対処についてもお話がありました。
リスクの可能性は低くても、全くないとは言い切れないので、必要なお話です。
ちょっと怖いな、とも思いましたが、先生に任せるよりほかりません。

動脈の血を採血し、呼吸や代謝の状態も調べます。
動脈から血を取る時、ほんの少しドキドキしました。
何もないのは分かっていますが、動脈でしょ!みたいな感じです(笑)

その後、麻酔科の先生とも面談です。
手術は、硬膜外麻酔と全身麻酔で行います。
その際の注意点などの説明です。

硬膜外麻酔を先に行い、その後全身麻酔という流れとなります。

PCR検査

子宮筋腫でいろいろと検査をしてきましたが
一番辛かったのがこのPCR検査かもしれません。。

病院の外(敷地内)に設置されたきれいなプレハブの建物。
中は大きな空気清浄機とエアコン
アクリル板が設置されています。
アクリル板には直径15センチほどの丸い穴が開いていて、
そこから看護師さんが手を入れて来て、検査を行うシステムです。

細長い綿棒のようなものを鼻に入れます。
ぐりぐり、さらにぐりぐり、さらにぐりぐり、さらにぐりぐり。。。
くらいのイメージです。

インフルエンザ検査の3~4倍くらいの時間をかけて念入りに行われるので
結構辛いです。。。
注射など全く平気な人ですが、これは苦手と思いました。

ちなみに、そこの場所には他には1名ほどが検査をしていました。
決められた時間(10分程度の間)で、検査場にいくのです。
時間が決められているので、そんなに混むような感じではなさそうでした。

実際熱があって来る方もいるのだと思いますが
私のように手術前に必ず受ける、という方もかなりの数いると思われます。

検査も結構つらいので、感染しない事が一番ですね。